
うちの子が歯磨きシートを食べちゃった!
突然の誤飲に、焦ってしまいますよね。

結論:歯磨きシートを大量に食べたり、吐き気や元気がなかったりする場合はすぐに獣医師に連絡し動物病院へ行ってください。少量であれば、問題なく自然に出てくる場合も多いです。
この記事では愛犬が歯磨きシートを食べてしまったときの対処法について、犬の管理栄養士でチワワ2匹の飼い主でもある私が、わかりやすく解説します。
- 歯磨きシートを食べた時の対処法
- 誤飲を防ぐために飼い主ができること
- わが家の愛犬のリアルな体験談
記事を読めば、万が一の事態にも慌てず対応できるようになり、愛犬との生活をもっと安心して過ごせるようになります。

愛犬の健康を守るために、犬の管理栄養士になりました!
愛犬の健康にとって重要な「腸活」に力を入れてます。
このブログでは腸活に良いサプリメントやドッグフード、愛犬の健康に欠かせない歯磨きについての役立つ情報を発信しています。
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愛犬が歯磨きシートを食べたときの対処法

愛犬が歯磨きシートを食べてしまった時は、パニックにならず、落ち着いて以下の対処をしてください。
すぐに病院への連絡
愛犬が歯磨きシートを食べてしまったら、かかりつけの獣医師に電話して相談しましょう。動物病院に連れて行く必要があるかどうか、獣医師の判断に従います。
連絡する際には、以下の情報を正しく伝えてください。
- いつ
- 何を
- どれくらいの量や大きさを食べたか
- 現在の愛犬の状態(嘔吐や吐き気の症状など)
- 犬種・体重・年齢
上記の情報は、愛犬の症状や治療法を判断するのに役立ちます。
もし食べた歯磨きシートの残りやパッケージがあれば、一緒に持っていきましょう。犬の様子を写真や動画で撮っておくと、診断の参考になります。

前もって24時間対応している病院の電話番号と場所のチェックしておくといざという時に安心です。
以下で無料相談可能なチャットを紹介します。
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食べた量の確認
食べた歯磨きシートの量を確認しましょう。愛犬の大きさにより異なりますが、どれくらいの量や大きさを誤飲したのかが重要です。
少量なら自然に排出される場合もありますが、多量ならば、胃や腸に詰まってしまう危険も。最悪の場合、手術が必要になるケースもあります。
歯磨きシートを食べたの量や大きさは、犬の命を左右することもあるのです。愛犬の安全のためにも、正確に把握しましょう。
自宅での様子を観察
獣医師と相談し自宅で経過観察になったら、愛犬の状態に注意してください。嘔吐や下痢などの症状があれば、体内で何らかの問題が起きているサインです。
普段と異なり食欲がない場合、歯磨きシートが原因で消化器系にトラブルが起きている可能性があるかもしれません。愛犬に少しでも異変があればすぐに動物病院へ行きましょう。
- 無理やり吐かせる
- 自己判断で水や塩水を飲ませる

愛犬の、のどや気管に負担をかけ、かえって危険になる可能性があります。必ず獣医師の指示のもと行うようにしてください。
食べてから2時間以上経った場合
愛犬が歯磨きシートを食べてから2時間位なら動物病院で催吐処置(吐かせる治療)が可能です。2時間以上経つと食べた物は胃から腸に移動してしまいます。
- 食欲がなくなる
- 嘔吐を繰り返す
- 腹痛
嘔吐や腹痛などの症状は、誤飲・誤食してから2〜4時間後に現れることが多いです。
腸が完全に詰まるまでは2〜3日かかります。

愛犬が歯磨きシートを食べて「今は大丈夫」でも安心してはいけません。1週間ほどはしっかり愛犬の様子を見守りましょう。
歯磨きシートの誤飲・誤食を二度と起こさないための根本対策

一度ヒヤリとすると、「もう二度とあんな思いはしたくない」と強く思いますよね。以下で、誤飲・誤食を根本から防ぐための具体的な方法を、犬の管理栄養士の視点から紹介します。
対策1:歯磨きシートの管理を徹底する
家庭ですぐに実践できる予防策です。
歯磨きを正しく巻いて使用する

出典: LION公式サイト
シートが大きすぎたり、うまく巻けなかったりすると愛犬が飲み込んでしまう可能性があります。
指にしっかり巻きつけ犬の歯に密着させてて使用しましょう。
愛犬の届かない場所に保管する
歯磨きシートは愛犬が届かない場所に保管しましょう。
愛犬が届く場所に置いておくと、好奇心からかじり、誤って食べてしまうからです。

ジャンプしても届かない高い場所や引き出しの中に保管すれば、誤飲事故を未然に防げます。
使用済みシートはフタつきのゴミ箱に捨てる
使用後の歯磨きシートはフタつきのゴミ箱にすぐに捨てましょう。愛犬が使用済みのシートに興味を持ち、口に入れるのを防ぐためです。
歯磨きシートは愛犬の興味を引きやすい匂いがついているため、ゴミ箱をあさって食べてしまう可能性があります。誤飲を防ぐため、必ずフタつきのゴミ箱を使用しましょう。

わが家の愛犬もゲートから脱走してゴミ箱を倒し、キャベツの外葉をあさって食べてました。キャベツでまだ良かったです。本当に気をつけます!
対策2:噛みたい欲求を安全なおもちゃで満たす
なぜ愛犬は歯磨きシートを食べてしまったのでしょうか?考えられる原因は主に「噛みたい本能」と「退屈やストレス」。
根本原因を解決しない限り、また別のおもちゃなど誤飲してしまうかもしれません。「噛みたい欲求」を安全な方法で満たしてあげることが、再発防止になります。
ただし、良かれと思って与えた硬すぎるおもちゃ(鹿の角など)が、歯の破損や新たな誤飲事故につながるケースも少なくありません。

安全なおもちゃ選びの目安はハサミで切れるくらいの硬さです。
噛むおもちゃの安全性が気になる方は、以下の「鹿の角は犬に危険?」の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

対策3:誤飲リスク”ゼロ”のデンタルケアに切り替える

歯磨きシートはもう怖くて使えない…

でも、デンタルケアをしないと歯周病が心配…
と感じる不安、よくわかります。
歯磨きシートの誤飲を経験したからこそ、次は絶対に失敗したくないですよね。
でも、安心ください。誤飲のリスクが低く、安全にケアできる方法はたくさんあります。
歯磨きシートや歯ブラシを嫌がる子、うちの子のように誤飲してしまうタイプの子には、「舐めるだけでOK」のデンタルケアがおすすめです。

成分の力で口腔環境を整えるタイプのケアなので、誤飲のリスクもなく安心して使えます。
\ヒト幹細胞上清液配合デンタルジェル/
安全なデンタルケア方法を知りたい方は、以下の記事「ドクターワンデルとドクターデンタルワンの違い」で両製品を徹底的に比較しています。参考にしてください。

わが家の愛犬の場合:歯磨きシートの一部を食べて、うんちで出た!

愛犬との生活は予期せぬハプニングがしょっちゅう起こります。
わが家の場合は愛犬が歯磨きシートの一部を誤って飲み込んでしまったのです。
いつも通り愛犬の歯磨きをしようと思い歯磨きシートを手に持ったら、私の手に飛びついて歯磨きシートを奪い取ろうとしました。
私は慌てて手を引っ込めたのですが、歯磨きシートがちぎれて約1cmほど口の中に入り、そのまま飲み込んでしまったのです。

私は驚いて愛犬の口の中を見ましたが、もう歯磨きシートはありません。体の小さなチワワにとって一大事。
かかりつけの獣医師に飲み込んだ量や愛犬の状態などの様子を伝えました。

何か異変があればすぐに連絡してください!
愛犬は普段と同じ様子ですが、私たちは心配で目が離せません。愛犬がトイレに行くたびに、私はウンチをチェックしましたが、歯磨きシートの一部は見当たらないのです。

翌日、私はついに歯磨きシートの一部を発見。愛犬のウンチの中に、白いシートが混じっていました。排出したのを確認し一安心です。
この経験から、愛犬の安全は飼い主の責任であり、日常のちょっとした油断が大きな問題を引き起こす可能性があることを改めて感じました。
愛犬との生活をより豊かで安心なものにするには、日頃からの細やかな気配りが欠かせません。
愛犬との毎日は、私たちにとってかけがえのないものです。愛犬の想定外の事態に備え適切な対応をとり、さらに豊かなものにしていきましょう。
犬の歯磨きシートに関するよくある質問

犬の歯磨きシートに関するよくある質問をまとめました。
まとめ:歯磨きシートを食べたら獣医師に相談!予防を徹底

愛犬が歯磨きシートを食べてしまったら、まずは落ち着いて獣医師に連絡してください。
とくに「大量に食べた」「嘔吐や元気がない」などの症状がある場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
2度と繰り返さないために、今回紹介した予防策をぜひ実践してみてください。
もし、「歯磨きシートは、うちの子には合わないかも…」と感じたら。 頑張りすぎず、愛犬が喜んでくれるケア方法を見つけてあげるのが一番です。
たとえば、歯磨きが苦手な子でも、舐めるだけでOKなケア用品もありますよ。

これからも、安全なケアで愛犬の健康を守ってあげてくださいね。
\歯磨きイヤ!がもっとちょうだい!に/
他の歯磨き粉も検討したい方のために、以下の記事「歯磨き粉おすすめ3選」も紹介しています。