人と同じ空間で暮らす犬にとって、生活環境には危険なものがいっぱいです。特に子犬の頃は好奇心旺盛なので、誤飲事故が起こりやすく、注意しなければいけません。
飼い始めによくある悩みですが、ポイントさえ押さえれば「犬にとって家の中にある危険なもの」を取り除けます。
この記事では、「犬の誤飲・誤食の予防策と対処法!犬にとって家の中にある危険なもの」について紹介します。

ワンちゃんは意外なものでも、口の中に入れてしまうので注意が必要ですね。
ワンちゃんにとって危険なものを理解し対策することで、安全な生活環境をつくれます。ぜひ家の中を見回して危険なものがないかチェックしてくださいね!
もし、誤飲や誤食した場合はすぐに受診してください。
誤食の可能性のあるもの
ティッシュペーパー・紙類・ペットシーツ
やわらかいティッシュペーパーは甘みがあるため、大量に食べることがあります。新聞やチラシなどの紙類もかじって食べてしますことがあります。胃にとどまって嘔吐の原因になったり、腸閉塞を引き起こす可能性があります。蓋つきのものにかえたり、届かない場所に置きましょう。
ペットシーツの中には綿状パルプ、高分子吸収体、吸水紙などからできています。通常は誤食してもうんちと一緒に排泄されます。
ゴミ箱
ゴミ箱をあさってしまい中のゴミを誤飲や誤食することがあります。蓋つきのものにかえたり、届かない場所に置きましょう。
観葉植物やお花
アイビー・ドラセナ(幸福の木)・デフェンパキア・ポトス・アサガオ・ヒヤシンス・アロエなど
ユリ、ポインセチア、シクラメン、チューリップは特に注意が必要です。
切り花を挿しておいた水を飲んだだけでも中毒の症状を起こすこともあります。
誤飲の可能性のあるもの
人間の薬・たばこ
薬によって症状は異なりますが、体重の少ない小型犬にとって人間の薬は非常に危険です。
たばこに含まれるニコチンによる中毒症状が起きます。興奮したりよだれが出たりします。多量摂取の場合は命の危険もあります。
アクセサリー・針・つまようじなど
先がとがっていたり、磁石付きのものが胃や腸などを傷つける恐れがあります。
乾燥剤・脱酸素剤
乾燥剤にはシリカゲル、塩化カルシウム、生石灰(酸化カルシウム)があります。
シリカゲルであれば中毒になる危険はほぼないでしょう。
塩化カルシウムと生石灰は毒性が強く、食道などの器官がただれる危険があります。
脱酸素剤の主成分は鉄粉が多く、毒性は低いです。
保冷剤
種類により、エチレングリコールの成分が含まれているものもあります。中毒の危険性あり。
夏に熱中症対策で保冷剤を使うことも多いので、かじってしまうことが多いので十分注意しましょう。
ボタン電池
誤飲しても、そのままうんちにでてくれば大丈夫。しかし胃や腸などにとどまって消化液で腐食してしまうと、消化管に穴が開いてしまう恐れがあります。
事故やケガの可能性のあるもの
コンセント・コード
コードをかんだりしてしまいます。口元の火傷、感電により肺気腫やショック死の危険があるため、かまないように対策しましょう。コードをカバーするケースを使用するのがオススメです。使っていないコンセントはコンセントカバーをつけましょう。



1才の愛犬がコードを噛んでしまうので、100円のコードカバーを二重にして使っています。
カーテン・マットなどの布製品
ひっかいたりして遊んでいると、ちぎれたり糸が出てきて誤飲することがあります。ほこりなどによりアレルギーの原因になることもあります。ほつれたりしていないか定期的にチェックしてあげましょう。
ソファー・イス
ソファーやイスから落ちたり、ジャンプしたりして骨折することがあります。落下しても怪我しないように、クッションなど置きましょう。
家でできる対策


家の中でよくあること
小型犬の場合は特に足元にいることに気づかず、蹴ったり踏んだりしてしまうことがあります。
ソファやいすなどから飛び降り、誤って落ちたりします。
私の家での対策
私の家の場合、クッション性のある厚み5cmくらいのクッションをソファの周りに敷いています。
それでも、クッションの敷いてないところまでジャンプして、降りることがあります。幸い骨折などには至らなかったですが、ヒヤヒヤしました。
小型犬は骨が細く、脱臼や骨折の危険が多いのです。特に子犬は好奇心が強いため何でも口に入れてしまうので、注意が必要です。ワンちゃんにとって危険なものを理解し対策することで、安全な生活環境をつくれます。
犬にとって家の中にある危険なものまとめ
人間が生活する家の中には、ワンちゃんにとって危険なものがたくさん置いてあります。ワンちゃんは何でも口の中に入れてしまうので注意が必要です。
防ぐには、危険なものをワンちゃんから届かない場所に必ず移動してください。
日頃からよく行動を観察して、事故を起こさないよう心掛けていきましょう。
生活環境を整えて事故や誤飲・誤食を予防しましょう。
今回は「犬にとって家の中にある危険なもの」について解説しました。
家の中にある危険なものに加えて「【超重要】犬が食べてはいけない命の危険もある食べ物を徹底解説!」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

